2021年1月21日(木)9:30~12:00 ながおか市民防災センター研修室1・2
今冬の豪雪により、長岡市でも小国と川口で災害救助法が適用される状況になっていることから、今後の雪の降り方次第では雪害ボランティアセンターを開設することも十分に想定されます。そこで、いざ本番となった際にも迅速に対応できるように、関係機関が参集して、雪害ボランティアセンター図上訓練を実施しました。
長岡市で前回雪害ボラセンを開設したのは平成24年であり、既に約10年が経過しています。運営スタッフ(チーム中越)においても、当時の雪害ボラセンを経験していないメンバーが大半を占めるようになっており、手順の確認及び経験を継承することもねらいとしています。
急な呼びかけにもかかわらず、30名が出席。想定は「小国地域が大雪に見舞われ、ボランティアによる支援が必要とされている。他の支所地域ならびに旧長岡地域も大雪により、ところによりボランティアによる支援が必要な可能性もある。そのような状況の中、雪害ボランティアセンターと小国サテライトを設置し、3日後の土曜日に活動を開始することが決まった」というもの。
5つのグループに分かれて、以下のようなことを検討しました。
【本部グループ】
- ボランティアをどのように確保するか?
- 除雪資機材をどのように確保するか?
- 車両・ドライバーをどのように確保するか?
- ボラセン運営に必要な資機材(携帯など)をどのように確保するか?
- 運営体制(班体制)は決まっているか?
- 行政との連絡体制はどのようになっているか?
【運営グループ】
- ニーズ収集をどのようにするか?
- 拠点のレイアウトや導線はどのようにするか?
- 各班の役割・活動内容は明確になっているか?
- 一日のタイムスケジュールは明確になっているか?
- 運営スタッフは確保できているか?
- 運営スタッフの活動内容は明確になっているか?
【現場グループ】
- 活動現場の現地確認をどのようにするか?
- ボランティアへの除雪作業の指導はどのようにするか?
今回の図上訓練の想定が、架空のものでなく、極めて現実に即しているため、参加者の全員が相当のリアリティをもって訓練に臨むことができました。これも「雪害」ならではかと思います。地震や水害ではこうはいきません。さらには、『ここまで準備したのであれば、雪害ボラセンを設置しないで済むかもしれないが、来週、小国地域で除雪ボランティア活動を実施してみてはどうか…』という声も上がり、現場の確認・調整を行っております。